新しい月を迎えて

感触遊びを

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

 にぎやかなセミの鳴き声とともに、本格的な夏を迎えました。毎朝汗をかきながら登園してきた子どもたちはお茶を一杯、おいしそうに飲んでから好きな遊びへとうつっていきます。暑さの厳しいこの時期は大人も子どももこまめな水分補給が欠かせません。
 部屋で過ごす時間が増えたため、室内で様々な感触遊びを楽しめるよう準備をしています。小麦粉粘土や片栗粉遊びでは粉に触れた後、水を加えてトロトロに変化していく過程を楽しみました。ある時はこどもたちと一緒に花や動物フィギュアを入れた氷を作りました。出来上がった氷を手渡すと、触っているうちにだんだんと溶けて「冷たい!」と言いながらも中身を取り出そうと夢中になっていた子どもたちです。昨今では砂場へ行っても砂を触れない子どももいると聞きますが、幼いうちから様々な感触に慣れておくことで幼児期に抵抗なく砂遊びや泥遊びで、表現することの楽しさを味わえるようになります。また乳幼児期に様々な感触遊びを体験することは脳の発達促進にもつながることがわかっています。やわらかい粘土を触っていると大人も不思議と気持ちが安らぎます。この夏、ぜひお子さんと一緒に感触遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

あるがままの姿で

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 真夏を思わせる強い日差しが降り注ぎ今年はいつになく早い梅雨明けを迎えました。
 例年、7・8月は暑さのため戸外での活動を控えていましたが、今年はへいわ野のはな保育園のホールをお借りすることができるようになったため、散歩に出られない時も広いスペースで子どもたちがのびのびと体を動かせることを嬉しく思います。
 先日の花の日礼拝では、お花の持ち寄りにご協力をいただきましてありがとうございました。礼拝では花の匂いをかいだり、あじさいをそっと手のひらで包み「ふわふわしてる」とその感触を確かめている子もいました。様々な花があるがままの姿で人々の心を和ませているように、子どもたちが神さまに愛され見守られて一人ひとりが大切にされ成長していくことを願います。
 例年梅雨明けから水遊びをおこなっていましたが、今年度は暑さのため戸外での水遊びは控え、シャワーや沐浴、室内でも氷や寒天などの感触遊びなど子どもたちが夏ならではの気持ちよさを存分に味わえるように準備したいと思いますので、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

小さないのちと過ごすひとときは

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 紫陽花が少しずつ色づき始め、梅雨入り間近となりました。夏日の強い日差しと急な大雨で天候も不安定な日々が続いています。この時期は、湿度も上昇し、体温調整が未熟な幼い子どもにとっては健康管理が難しい時期です。適度な温湿度の調整と水分補給を適宜おこない、栄養や睡眠もしっかり摂れるようにご家庭でも留意してください。
 6月は恵みの雨とともに、生き物の活動も活発になる季節です。ある保育室ではアゲハ蝶の幼虫を飼育しており、子どもたちは幼虫がミカンの葉を食べる様子を見ては「かわいいね」と虫かごの中をのぞいています。急に動かなくなった幼虫が翌日さなぎになっていた時には、「次は何になるのかな?」「みどりいろのちょうちょかな」とイメージを膨らませ毎日さなぎを見守るのが日課になっていきました。小さないのちと過ごすひとときは子どもたちにとって気付きや発見の連続です。私たち大人は、そのまなざしに心を寄せて、子どもと一緒に喜んだり考えたりすることを大切にしていきたいですね。

初めてのイースター礼拝

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 さわやかな風に新緑の木々が揺れ、心地よい季節となりました。
 保育室にはにぎやかな声が戻り、ゴールデンウイーク明けの子どもたちは様々な姿を見せてくれます。「あのね、ばあばのうちにいったの」と一生懸命保育者に伝えてくれる子、久しぶりの登園に涙を見せつつもお気に入りの玩具を見つけて思い出したように遊びだす子もいました。保育室で安心して過ごせるようになってきたことを嬉しく思うと同時に、この休み中にお家の方と過ごした楽しい時間が子どもたちの心の栄養となっていることを感じます。
 先日は、今年度初めてのイースター礼拝を子どもたちとともにまもりました。さんびかを歌って「神さまは目には見えないけど、みんなのことが大好きですぐそばで守ってくれているんだよ」とお話をしました。お祈りの時に小さな手を組んでそっと目をつぶる子どもの姿は神さまとお話しているようで、その場があたたかな雰囲気に包まれました。礼拝後のたまご探しでは、おもちゃ箱や戸棚の中から次々とたまごを見つけ出す子どもたちの輝いている目が印象的でした。その様子を見ながら「次はどんな楽しいことを準備しようかな」と私たち保育者もワクワクした気持ちになりました。今年度も保育室での取り組みや子どもたちの様子をドキュメンテーションでお伝えしていきますので是非ご覧ください。

少しずつ

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 美しい花々が新しい歩みを励まし、心を和ませてくれています。
 お子さまのご入園、ご進級おめでとうございます。進級した子どもたちは、今までとは少し違う雰囲気を感じながらも、保育者に見守られながら友だちと好きな遊びを楽しんでいます。新入園児は、少しずつ保育室で過ごす時間が長くなり、しばらく泣いたあとはおもちゃにそっと手を伸ばして遊び始める様子がみられるようになりました。新たな環境において自ら大きな一歩を踏み出そうとしている子どもたちの姿に、丁寧に寄り添い、「共に喜び、共に泣く」保育に努めたいと思います。
 23日には施設別懇談会を予定しています。コロナ禍が続き、様々な発信をオンラインでおこなっていますが、保護者の皆様と同じ空間で話題を共有して間近にお声を頂戴しながら語り合う場を大切にしたいと考えています。この機会にぜひご参加ください。
 新年度も子どものありのままの姿に向き合い、保護者の皆様と喜びや悩みを共にさせていただきながらお子様の心身の成長のお手伝いをさせていただきたいと願っています。どうぞご理解とご協力をよろしくお願いします。

発見とチャレンジの

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 木々の芽が膨らみはじめ、温かな日差しを感じるようになりました。寒い時期は保育室内で過ごすことが多かった子どもたちも、春を感じながら散歩にでかけ、戸外遊びを楽しんでいます。
 先月の懇談会では、多くの保護者の皆様と子どもたちの成長を振り返り喜びをともにさせていただくことができました。写真を通してこれまでの歩みを振り返るなかで、保護者の方が「4月のあどけない写真を見ると、今は顔つきがしっかりしてたくましさを感じます」と仰られていた言葉に子育ての味わいを感じました。大人にとっては同じことの繰り返しのように思える毎日も、子どもには様々な発見とチャレンジの連続です。
 その中で感じる葛藤のひとつひとつを大人に見守られながら積み重ねていく経験を通して心も体も大きく育まれていることを改めて思います。
 3月に退所していく子どもたちにとって、この保育室で過ごした経験が次に歩み出すための自信となり、これからも神さまに守られて心身共に大きく成長されますことを心よりお祈りしています。どうぞ、元気な様子を見せに保育室にお立ち寄りください。
 保護者の皆様には、この一年の保育の歩みにご理解とご協力をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

ともに喜び合えるひとときが

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 暦の上では春ですが、寒い日が続いています。温かな春の訪れを待ちながら、この一年を振り返る季節となりました。
 先日の子育て講座では「親も子どもも自分らしくいるために」をテーマに、コロナ禍での子育てストレスを減らすヒントを、助産師でもある講師のやまがたてるえ先生にお話ししていただきました。事前のアンケートで多く寄せられていたいわゆるイヤイヤ期に関する質問に、やまがた先生は「自分の思いを通そうとしたり、イヤ!といえるのは、その相手を信頼しているから」だとお応えくださいました。保育室でも入園したばかりの頃は保育者の誘いに素直に応じてくれますが、ある日突然そっぽをむいたり全身で自分の気持ちを表現する時があります。そのような時私たちは、保育室がその子にとってようやく安心できる場所になったのだと感じることができます。子どもの育ちに寄り添いおおらかに受け止めていくためにも大人がきるだけ心に余裕を持っていたいものです。
 今後も子育てをしていく上で不安や悩みを感じることがありましたら、いつでも保育室にご相談いただければ幸いです。2月末には、今年度も施設別懇談会をオンラインで開催いたします。保護者の方々とこの一年を振り返り、お子さんの成長をともに喜び合えるひとときが過ごせたらと思います。

子ども理解を深めながら

新しい月を迎えて

救い主イエス・キリストのご降誕を祝い、喜びとともに新年を迎えました。多くの困難や悩みのなかにも常に希望が与えられていることに感謝しつつ、子どもたちの健やかな成長を祈ります。

 
202201pct01 年始休園あけに登園した子どもたちは、お休み中の出来事を嬉しそうに保育者に伝える姿がみられます。なかには登園時に保護者の方と離れがたくて時間をかけながら保育室への一歩を踏み出す姿もみられます。しかし、いずれの姿も休園中にご家庭で楽しい嬉しいひとときを過ごしたことを伝えてくれています。
 子どもは年齢や個性によって表現方法が様々です。一見したところだけでなく、その表現によって何を伝えたいのか(子どもの要求や困難の本質)を私たち大人が捉えて心を向けていくことで子ども理解が深まります。
 今年も保護者の皆様と共に子ども理解を深めながら保育の歩みを進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ゆっくりとクリスマスを迎える喜びが

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202112pct01 空気の冷たさに吐息が白くなり冬本番を感じます。
 11月末の日曜日からアドヴェント(待降節)に入りました。保育室でもクリスマスを迎えるまでに3回のアドヴェント礼拝をまもりクリスマスを待ちます。
 それぞれの保育室では、アドヴェント礼拝のなかでクランツの灯りが増えるごとに子どもたちも少しずつクリスマスの訪れを感じていきます。お部屋に飾られたアドヴェントカレンダーを毎日楽しみに動かしたり、遊びのなかでも自然にクリスマスのさんびかを口ずさむ子どもたちの姿に、ゆっくりとクリスマスを迎える喜びが届けられていることを嬉しく思います。この喜びを自分だけでなく多くの人と分かちあい、病気や様々な困難、苦悩のなかでクリスマスを迎えようとしている人にも心を寄せながら、子どもたちと心豊かにアドヴェントを過ごし、楽しい嬉しいクリスマスを迎えたいと願っています。
 ご家庭でも素敵なクリスマスをお迎えください。
 
 

収穫の恵みとともに

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202111pct01 朝夕の冷え込みと共に木の葉も色づきを増してきました。散歩先で「この赤い実なあに。」と保育者にたずねる子どもや、「葉っぱあった!」と顔と同じぐらい大きな落ち葉を見つけて嬉しそうにしている姿が見られます。子どもは、この季節を通して様々な発見と楽しみを味わっています。
 毎年11月にキリスト教行事としておこなう収穫感謝祭では、日々の収穫が与えられている喜びを共に分かち合い、神様に感謝する礼拝をおこないます。保育室では子どもたちが、植えたかぶやブロッコリーに水やりをしたり、栽培しているしいたけに霧吹きをしながら、どんどん大きくなっていく様子を見て「いっぱいできてるね」と驚いたり嬉しそうに友だちにしらせています。育てた野菜の収穫やクッキングなど様々な体験を通して食する喜びや感謝の気持ちが育まれることを大切にしていきたいと思います。
 収穫の恵みとともに神様にまもられて過ごす日々に感謝して。

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