小さないのちと過ごすひとときは

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

 紫陽花が少しずつ色づき始め、梅雨入り間近となりました。夏日の強い日差しと急な大雨で天候も不安定な日々が続いています。この時期は、湿度も上昇し、体温調整が未熟な幼い子どもにとっては健康管理が難しい時期です。適度な温湿度の調整と水分補給を適宜おこない、栄養や睡眠もしっかり摂れるようにご家庭でも留意してください。
 6月は恵みの雨とともに、生き物の活動も活発になる季節です。ある保育室ではアゲハ蝶の幼虫を飼育しており、子どもたちは幼虫がミカンの葉を食べる様子を見ては「かわいいね」と虫かごの中をのぞいています。急に動かなくなった幼虫が翌日さなぎになっていた時には、「次は何になるのかな?」「みどりいろのちょうちょかな」とイメージを膨らませ毎日さなぎを見守るのが日課になっていきました。小さないのちと過ごすひとときは子どもたちにとって気付きや発見の連続です。私たち大人は、そのまなざしに心を寄せて、子どもと一緒に喜んだり考えたりすることを大切にしていきたいですね。

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