感触遊びを

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

 にぎやかなセミの鳴き声とともに、本格的な夏を迎えました。毎朝汗をかきながら登園してきた子どもたちはお茶を一杯、おいしそうに飲んでから好きな遊びへとうつっていきます。暑さの厳しいこの時期は大人も子どももこまめな水分補給が欠かせません。
 部屋で過ごす時間が増えたため、室内で様々な感触遊びを楽しめるよう準備をしています。小麦粉粘土や片栗粉遊びでは粉に触れた後、水を加えてトロトロに変化していく過程を楽しみました。ある時はこどもたちと一緒に花や動物フィギュアを入れた氷を作りました。出来上がった氷を手渡すと、触っているうちにだんだんと溶けて「冷たい!」と言いながらも中身を取り出そうと夢中になっていた子どもたちです。昨今では砂場へ行っても砂を触れない子どももいると聞きますが、幼いうちから様々な感触に慣れておくことで幼児期に抵抗なく砂遊びや泥遊びで、表現することの楽しさを味わえるようになります。また乳幼児期に様々な感触遊びを体験することは脳の発達促進にもつながることがわかっています。やわらかい粘土を触っていると大人も不思議と気持ちが安らぎます。この夏、ぜひお子さんと一緒に感触遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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