最近の記事から

土台となる土に触れるとき

新しい月を迎えて

 小さなオレンジ色の花をつけたキンモクセイを見かけるようになり、その甘い香りを嗅ぐたびに秋の深まりを感じます。
 ある保育室では、ミニ大根の栽培の準備のため、鉢から土を出して広げて乾かす作業をおこないました。初めは土に触れることに躊躇していた子どもたちでしたが、慣れてくると土を揉んだりこねたりして、なかなかおしまいにできないほど楽しんでいる様子でした。神さまから与えられる収穫の恵み、その土台となる土に触れるとき、どこかほっとするようなあたたかな気持ちになるのは大人だけではないのでしょう。これからふかふかの土に種をまき、野菜が育っていくのを子どもたちと楽しみに待ちたいと思います。
 季節が急に進み日中の温度も上がらなくなってきましたが、室内でも活発な子どもたちは汗をよくかいています。こまめに着替えたり服装を調節しながら、季節の変わり目で体調を崩さないよう気を付けていきたいですね。

沖に漕ぎ出し

みことば

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10月の聖句

 

沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい。

ルカによる福音書 5章 4節

保護者の方へおすすめ図書

図書

この子はこの子のままでいいと思える本


 著:佐々木正美
 出版社:主婦の友社

佐々木正美先生は児童精神科医として40年以上多くの子と親に接してきた方で、2017年に逝去されました。「一人でも多く、幸せな親子を増やしたい」そんな佐々木先生の思いが強く伝わる本です。一つ一つの相談文にていねいに答える構成なのでとても読みやすい一冊となっています。

ありのままの姿を

新しい月を迎えて

 まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は涼しくなり少しずつ秋の気配を感じます。
 散歩に出られる日も増え、子どもたちは保育者や友だちと手をつなぎ、青空の下を楽しそうに歩いています。この数カ月で子どもたちの背も伸び足どりもしっかりしたように感じられ、夏の暑さを乗り越えて様々な経験を通して成長した姿が頼もしいです。
 先日はお忙しい中、個人面談にお越しいただきありがとうございました。短い時間ではありましたが、保護者の方と一緒に子どもたちの成長の喜びを分かち合うひとときとなりました。ある方は「入室前は育児を苦しく感じることもあったけれど保育室でたくさんの刺激を受けて成長していく我が子を見ることができて嬉しいです。」とお話くださいました。子どもが集団生活の中で互いに影響し合いながら積み重ねていく経験はもちろん大切ですが、その土台にはありのままの姿を受け止めてもらえる安心感が必要不可欠です。保育室とご家庭とで連携を取りながら、その土台を共に築いていけるようにこれからも日々の保育に努めてまいります。

なすべきことは

みことば

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9月の聖句

 

なすべきことはただ一つ、
…目標を目指してひたすら走ることです。

フィリピの信徒への手紙 3章13、14節(新約365頁)

ちから

さんびか

かみさま ください げんきなちからを
みんなといっしょに あそぶ ちからを

かみさま ください たすけるちからを
みんなといっしょに たすけるちからを

かみさま ください しんじるちからを
みんなといっしょに しんじるちからを

感触遊びを

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

 にぎやかなセミの鳴き声とともに、本格的な夏を迎えました。毎朝汗をかきながら登園してきた子どもたちはお茶を一杯、おいしそうに飲んでから好きな遊びへとうつっていきます。暑さの厳しいこの時期は大人も子どももこまめな水分補給が欠かせません。
 部屋で過ごす時間が増えたため、室内で様々な感触遊びを楽しめるよう準備をしています。小麦粉粘土や片栗粉遊びでは粉に触れた後、水を加えてトロトロに変化していく過程を楽しみました。ある時はこどもたちと一緒に花や動物フィギュアを入れた氷を作りました。出来上がった氷を手渡すと、触っているうちにだんだんと溶けて「冷たい!」と言いながらも中身を取り出そうと夢中になっていた子どもたちです。昨今では砂場へ行っても砂を触れない子どももいると聞きますが、幼いうちから様々な感触に慣れておくことで幼児期に抵抗なく砂遊びや泥遊びで、表現することの楽しさを味わえるようになります。また乳幼児期に様々な感触遊びを体験することは脳の発達促進にもつながることがわかっています。やわらかい粘土を触っていると大人も不思議と気持ちが安らぎます。この夏、ぜひお子さんと一緒に感触遊びを楽しんでみてはいかがでしょうか。

あなたの名

みことば

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8月の聖句

 

わたしはあなたの名を呼ぶ。

イザヤ書 43章 1節(旧約11300頁)

かぶとむしのぶんちゃん

図書

【おすすめ絵本】

かぶとむしのぶんちゃん


作 高家博成・仲川道子

 夜、土の中から出てくるとメスのカブトムシを助けたりクワガタムシとたたかったり、だいかつやくするぶんちゃんのお話です。現在、クワガタムシを飼育している保育室もあり、絵本とみくらべながら物語を楽しんでいるこどもたちです。

あるがままの姿で

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

 真夏を思わせる強い日差しが降り注ぎ今年はいつになく早い梅雨明けを迎えました。
 例年、7・8月は暑さのため戸外での活動を控えていましたが、今年はへいわ野のはな保育園のホールをお借りすることができるようになったため、散歩に出られない時も広いスペースで子どもたちがのびのびと体を動かせることを嬉しく思います。
 先日の花の日礼拝では、お花の持ち寄りにご協力をいただきましてありがとうございました。礼拝では花の匂いをかいだり、あじさいをそっと手のひらで包み「ふわふわしてる」とその感触を確かめている子もいました。様々な花があるがままの姿で人々の心を和ませているように、子どもたちが神さまに愛され見守られて一人ひとりが大切にされ成長していくことを願います。
 例年梅雨明けから水遊びをおこなっていましたが、今年度は暑さのため戸外での水遊びは控え、シャワーや沐浴、室内でも氷や寒天などの感触遊びなど子どもたちが夏ならではの気持ちよさを存分に味わえるように準備したいと思いますので、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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