土台となる土に触れるとき

新しい月を迎えて

 小さなオレンジ色の花をつけたキンモクセイを見かけるようになり、その甘い香りを嗅ぐたびに秋の深まりを感じます。
 ある保育室では、ミニ大根の栽培の準備のため、鉢から土を出して広げて乾かす作業をおこないました。初めは土に触れることに躊躇していた子どもたちでしたが、慣れてくると土を揉んだりこねたりして、なかなかおしまいにできないほど楽しんでいる様子でした。神さまから与えられる収穫の恵み、その土台となる土に触れるとき、どこかほっとするようなあたたかな気持ちになるのは大人だけではないのでしょう。これからふかふかの土に種をまき、野菜が育っていくのを子どもたちと楽しみに待ちたいと思います。
 季節が急に進み日中の温度も上がらなくなってきましたが、室内でも活発な子どもたちは汗をよくかいています。こまめに着替えたり服装を調節しながら、季節の変わり目で体調を崩さないよう気を付けていきたいですね。

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