言葉かけを大切に

子育てのヒント

乳児(0・1・2歳児)は、成長とともに、たくさんの言葉を理解できるようになってきます。1歳頃には、大人が「ちょうだい」と手を出すと持っているものを手にのせたり、1歳半頃には簡単な頼みに答えて行動をとるようになり、「アッタ」「ナイ」「ワンワン」など、ことばでも表現しようとします。このころの語彙はだいたい100前後といわれ、簡単なコミュニケーションがとれはじめて楽しい時期ですね。2歳頃には語彙が200に増え二語文でのお話も活発になります。
子どもは、大人から発せられる言葉や表情を行動と一致させて、言葉の理解を深めていきます。大人が子どもの顔を見ないで話したり、まだ言葉があまりでていないからわからないい・・と思って、子どもに言葉をかけないまま行動をとってしまうと、これからやろうとする行動が分からず、不安・混乱・苛立ちの感情がおこったり、すべてが受身の行動になってしまいます。
日々成長していくひとりの人間として、丁寧に言葉をかけていくことで、子どもたちは、自分から動き出し、自立にむけて意欲的に歩みだしていくことをいつも心にとめたいですね。

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