平和

みことば

平和を実現する人々は、幸いである。その人たちは神の子とよばれる。

新約聖書 マタイによる福音書5章9節

hato_olive 8月は終戦記念日をむかえ、原爆投下などの様々な悲しい出来事に心をとめつつ、平和を願い、祈る時をもちます。連携する2つの保育園の3~5歳児が毎週おこなっている礼拝でも、この時期になると絵本『かわいそうなぞう』や広島の原爆資料館の写真集などをとおして戦争がひき起こす悲しみを伝えながら、今与えられている幸せを神様に感謝します。
 「平和ってなあに?」幼い子どもたちにどのように「平和」を伝えていけばよいでしょうか。
 私たちはキリスト教保育をおこなう中で、常に聖書の言葉に耳をかたむけます。聖書の中で神様は「互いに赦し(ゆるし)合いなさい」というメッセージを与えてくださいました。子どもたちそして大人である私たちも、神様に愛され罪をゆるされている存在であることを知り、私たちも「ゆるす」ことの大切さを学びます。
 子どもたちは、成長とともにたくさんの出会いを経験していきます。保育室の中でも0歳児から2歳児までが色々な関わりをもちます。時にはおもちゃをとったりとられたりとけんかになる姿もみられ、その都度保育者が互いの気持ちに寄り添いながら話をします。素直に「ごめんね。」と言えないときも、相手がゆるしてくれたことで心に大きな変化がおこりまた一緒に遊び始めます。ゆるしあうことが「平和」をつくりだすということを保育のなかでも丁寧に伝えていきたいです。

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