心の中にしっかりと

へいわ保育室 新しい月を迎えて

 実りの秋。店先には今が旬の栗や柿、りんごやさつまいもが並びます。今はほとんどの野菜や果物が一年中いつでも手に入りますが、「旬」のものは味が濃く、栄養価も高いと言われています。毎日の食事に取り入れて味わいたいですね。
 先日、ある保育室で飼育していたカブトムシが死んでしまい、子どもたちと一緒にお別れをするために公園へ向かいました。そっと土に埋めたあと保育者がお祈りしていると、ふと空を見上げて「おそらでねんねしているのかなあ」とつぶやいた子がいました。夏の間ゼリーを食べたり土にもぐって眠ったりと様々な姿を見せてくれたカブトムシとの時間は、子どもの心の中にしっかりと刻まれているようでした。虫かごに残った土の中にはなんと50個以上の卵がありました。生命が次の世代へ引き継がれていくことをおしえられます。
 これから深まる秋に向けて積極的に戸外へでかけ、季節の移り変わりや小さな生き物との出会いや発見を子どもたちと一緒に楽しみたいと思います。また、気温の変動が大きい時期ですので、子どもたちの生活環境を丁寧にみながら健康管理を心がけていきたいですね。

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