「甘え」と「自立」の間を行ったり来たり

へいわ保育室 新しい月を迎えて

 夕方になると暑さもやわらぎ、きれいな夕焼けが見られるようになりました。どこからか虫の鳴く声も聞こえ、長い夏の終わりが近づいているようです。
 
 先月は暑い中、個人面談にお越しいただきありがとうございました。短い時間ではありましたが保育室、ご家庭のそれぞれの子どもの姿を保護者の方と共有することができたことをとても嬉しく思います。保護者の方の声で多かったのは「保育室ではできるのに家庭では『できない、やって』と甘える姿がある」ということでした。一見、自立から後退しているように見えますが、子どもの心は様々な葛藤を抱え「甘え」と「自立」の間を行ったり来たりしながら成長しています。疲れたり頑張れない自分を受けとめてもらえる場所があるからこそ、次また頑張ろうと思えるのは大人も同じですね。子どもがいつもはできることを「できない!やって」と求めてきたら、「いいよ」と快く受けとめてあげてください。
 
 9月1日は、年に一回の防災訓練をおこないました。保護者の方にはお忙しい中訓練にご協力をいただきましてありがとうございました。電気を消してランタンの明かりの中でも保育者の話を聞いて安心して過ごしていた子どもたちです。おやつにフリーズドライのわかめごはんをおにぎりにして出すと、とても好評でした。

 実際の大規模地震の際は電話が繋がらなかったり、長い時間を保育室で過ごすことが想定されます。保育室では毎月、備蓄品や非常食、水の確認や伝達ルートなどを確認しています。この機会にご家庭でも災害伝言ダイヤルの利用法や災害時のお迎えについて話し合い、いざという時に備えられるといいですね。

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