梅シロップ作り

へいわ保育室 新しい月を迎えて

 少しずつ晴れ間が増え、梅雨明けも間近ですね。夏はもうすぐそこまで来ています。
 この時期、梅が青々と育つことから「梅雨」と書くようになったと言われています。散歩先でも梅の実が落ちていることがあり、子どもたちは手に取って匂いをかいだり集めて楽しんでいます。
 先月、保育室で初めて梅シロップ作りにチャレンジしました。子どもたちは梅を洗い竹串で梅のヘタをとった後、まるで宝物をしまうようにそっと梅を瓶の中へ入れていたのが印象的でした。毎日「おいしいジュースになりますように」とお祈りしながら梅の入った瓶をゆするのが日課となりました。2週間ほど経ち、梅を取り出すときにはシワシワで小さくなった梅を見て驚いていた子どもたちです。梅シロップ作りを通して、実際に触れたり匂いを嗅いだりする経験の一つ一つが実体験として積み上げられ、子どもたちの豊かな感性が育まれていきました。子どもたちの祈りと願いのこもった梅シロップ、いったいどんな味がするのでしょうか。

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