お気に入りの長靴を

へいわ保育室 新しい月を迎えて

 雨の中、青や紫に色づいたアジサイが心をなごませてくれます。登園してきた子どもたちは「きょう、かささしてきたよ」と保育者に伝えてくれたりお気に入りの長靴を嬉しそうに脱いで靴箱にしまう姿が見られます。
 この時期は散歩の機会が減り、子どもたちは室内で過ごすことが多くなります。先日「子どもたちが楽しめる粗大あそび」をテーマに写真や動画を用いながら6施設の職員が集まり意見交換を行いました。
 
 椅子だけでなく、机を使ったダイナミックな滑り台や牛乳パック積み木を使ったどんどん橋で遊ぶ時には、子どものどの部分の発達を促すのか、遊ぶ時のルールはどのように伝えていくのかなどたくさんの意見が交わされました。また、「モノありき」ではなく、保育者の体を使った関わり遊びも粗大遊びになることを改めて話し合いました。保育者の足の間をくぐったり保育者の腕にしがみつき自分の腕と足の力だけで登っていくことも、子どもの持つ力を引き出します。何よりも「からだを動かしたい!」という子どもの思いを受け止め、保育者自身が楽しみながら考え実行することが、子どもとの信頼関係を築くと同時に心身の健全な発達を促すことにつながるのだと思います。
 
 子どもたちと関わりながらどんな遊びのアイディアが生まれるのか、今から私たち保育者も楽しみです。

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