意欲を育てる手づかみ食べ

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 子どもを育てる

~保育室で大切にしていること~
 保育室では子どもたちの「食べたい」という意欲を大切にしています。
 スプーンがまだ上手に扱えない時期は、保育者がスプーンで食べさせてあげるだけではなく手でつかみやすいものを小皿に取り分け、子ども自身が自分で食べられるようにしています。
 スプーンやおはしを上手に使って食べるようになるための第一段階が手づかみ食べです。手づかみ食べは手で触ることで食べ物の性質を知り、量の加減や口への運び方を学ぶ大切な経験です。また、食卓を囲みながら子どもが感じた思いに共感して「やわらかいね」「温かいね」と応答的に関わることで、子どもは信頼できる大人との食事時間を心地よく感じ、食べることへの意欲が育ちます。一方で、「空腹」であることもとても大切です。しっかり遊び、からだを十分に使うことで「おなかがすいた」という感覚が食欲増進だけでなく集中して食べる力も養います。
 乳幼児期に「食べるってたのしい!」という経験を積み重ねていくことはこれから身についていく様々な力の大きな源になるということですね。

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