分かち合う喜びを

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ

202011pct01 木々の色づきに秋の深まりを感じます。子どもたちは、散歩先でみつけた自然物を黙々と拾い集めたり、様々なものに興味をもって不思議を探求していく姿が見られています。まさに「遊びは学び」となり、その時々にしかあじわえない感覚を通して感性を豊かにしていく様子がみられます。
 保育室では実りの秋に子どもたちと収穫感謝礼拝をおこないます。収穫物を持ち寄って礼拝し、連携園への訪問や保育室内でのクッキングなどを通して、与えていただいた物を用いて分かち合う喜びを共にします。友だちや保育者と一緒に取り組む楽しさやそれを分かち合う経験が子どもたちの心の栄養となることでしょう。
 今年度は初めての試みとして、各保育室での生活を動画で配信しました。ご家庭とは違う姿も見られたのではないでしょうか。子どもたちは保育室での集団生活において、友だちとぶつかり合ったり笑い合ったりしながら、様々な体験を通して心も身体も成長していきます。そして、そうした経験の中で少しずつ社会性をみにつけています。うまくいかなかった時や疲れた時には保育者やお家の人に甘えながら自分の気持ちを整え、少しずつ自立への一歩を踏み出しているのです。これからも保育室での様子を丁寧にお伝えしながら、保護者の皆様とともに、子どもたち一人ひとりの心身の成長を支え見守る役割を担っていきたいと願っています。クリスマスに向かう歩みの中で子どもたちや保護者の皆様の健康が守られますように。

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