小さな声で

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ

202010pct01 秋晴れが続き、さわやかな風を感じながらベランダで日光浴をしたり、散歩先の公園で木の実を拾ったりと秋の自然を楽しむ子どもたちの笑顔がみられます。
 ある日、散歩に出かけた子どもたちがフウセンカズラの実と種を見つけて持ち帰ってきました。たくさん実がなるようにと願いながら、保育室でもプランターに種を植え、毎日水をあげてはプランターをのぞき込んでいました。あるとき、2歳の子どもがやってきてプランターの前で手をあわせると小さな声で祈りはじめました。「天の神さま、早くピンク色のお花が咲きますように。」子どもの可愛らしい祈りに保育者の心が温められた瞬間でした。
 秋の自然を通して、子どもたちは心も体も豊かに成長していきます。コロナ禍にあってこそ、幼い子どもたちがみる希望や心温まる関わりを大切にしていきたいと思います。そして、子どもたちの成長の喜びを保護者の皆様とも分かち合いながら過ごす時となることを願っています。

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