避難した後の生活を疑似体験

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ

201909pic01 朝夕の涼しい風とともに、秋を知らせる虫の声が響き始めました。それと同時に台風の季節にもなり、今回は今までになく関東地方を直撃するという大きな台風でした。保育室では皆無事に過ごすことができました。今回の台風への対応については検討課題も多く感じましたので、次号で詳しくお伝えしていく予定です。

 8月末の引き渡し訓練では大きな地震を想定して、避難場所はどこが適切か、引き渡しまでの時間をどう安全に過ごすか、(初めての場所、いつものおもちゃがない、明かりがいつもより暗いなど)子どもたちと一緒に、防災について考えたり感じたりする時をもつことができました。
 職員は訓練だけでなく、時間によっては食事やミルクをどうするかを考え、被災食を作って食べてみました。子どもたちにとって味は?硬さは?電気が来ないときにミルクを沸かす方法を体験するなど、被災した中でどう生活していくか考え続けています。
 今までは、いかに安全にすみやかに避難していけるかというところに訓練の重点が置かれがちでしたが、避難した後の生活を疑似体験していくことによって、学ぶことだけではなく、わたしたち自身の見通しや安心感をもつことがとても大切だということを改めて感じました。
 保護者の皆様には、災害伝言ダイヤルの利用や引き渡し訓練による早めのお迎えなど、お忙しい中ご協力をいただきましてありがとうございました。
 季節の変わり目ですが、体調を整えながら秋の自然を楽しんで過ごしたいですね。

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