さわやかな秋の風を感じながら

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ

 心地よい風に甘い金木犀のかおりが漂い、毎日の散歩が楽しみな季節になりました。小規模保育室では、子どもたちの発達段階や個性にあわせて様々な方法で散歩にでかけています。幼い子どもたちは、個々の体力や脚力、体の柔軟性やバランス、歩幅、興味の対象や危険に対する感覚、言葉の認識など一人ひとり違うため、安全でかつ楽しい散歩をするためには、多くの配慮が必要となります。あんよの頃は、公道では散歩車に乗り公園などの広いところで十分にあんよを楽しみ、言葉の理解や歩行の安定をみながら車通りの少ない場所で大人と手をつないで歩く経験をしていきます。はじめは不安で大人の指をギュッと握りしめている小さな手ですが、経験を重ねるうちに徐々に握り方がかわってくるのがわかります。寄り道をしながら小石や落ち葉を拾ったりするのも楽しみの一つです。手の握り方や歩行の様子、危険に対する感覚や友だちとの関係などをみながら、徐々に友だちと手をつなぐ楽しさも経験していきます。

 おうちでの外出はベビーカーに乗ることが多い時期だと思いますが、さわやかな秋の風を感じながらお子様との散歩を楽しんでみてください。

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