体調管理のポイント 1 生活リズム
2016-06-02
生活リズムとは、一日の生活の時間割です。起床、就寝、昼寝、食事(朝・昼・夜)、
登園などの基本的なリズムをつくっていくことは子どもの成長にとってとても大切です。
特に、子どもの成長に欠かせないホルモンは、睡眠と大きな関わりがあります。
成長ホルモン
寝入りばなの深い眠りの時によくでる、骨を成長させる。
メラトニン
1日の明暗サイクルを体内につたえ、睡眠を促進する効果や精神安定
をつかさどる。朝起きてから、14~16時間後に分泌されはじめ、光のもとでは分泌されない。就寝後4時間くらいに分泌のピークをむかえる。
↓
(例)
午前6時起床 →(起床後14~16時間)→ 午後8~10時頃分泌開始
午後8時就寝 →(就寝後4時間) → 午前0~2時頃分泌ピーク
↓
子どもは夜8~9時に寝ることが大切なことがわかります!
コルチコステロイド
ストレスに直面した時に分泌され、生命維持に関わる大切なホルモンで分泌のピークは明け方となる。
セロトニン
脳内の神経系のバランスをとるための重要な神経伝達物質。
睡眠のリズムが狂ってしまうと、成長に必要なホルモン分泌に悪影響を与えるだけでなく、体温リズムや生活リズムも狂ってしまい、体調を崩しやすくなる大きな原因となります。
「早寝早起き」の習慣と栄養バランスの整った食事、そして体をしっかり動かすことがどんな薬にも増して子どもの体調を整える大きな役割をもっているということですね。