先回りしたくなる気持ちを

かしの木 こえだ こばと ちいろば みのり オリーブ 新しい月を迎えて

202110pct01 散歩にでかけた子どもたちが秋の風に舞う落ち葉に歓声をあげ、嬉しそうに落ち葉を踏み鳴らしています。自然の中で伸び伸びと体を動かし、感じたことを全身で表現して笑顔で遊ぶ子どもたちの姿に自然の恵みを覚えます。
 夏が終わり、身体も心もひとまわり大きくなった保育室の子どもたちは、生活の流れの中で少しずつ自ら考えて行動できるようになってきています。
 0歳児のいる保育室で、「せんせい、○○ちゃんハイハイ(ずりばい)してるよ!」と知らせに来てくれた2歳児がいました。「本当だ。好きなところに行けるようになって嬉しそうだね」と応えると、自分のことのように喜んでいました。それ以来その子は「○○ちゃん、こっちだよ」とよく声をかけては、笑いかけたりおもちゃを手渡してあげるようになりました。子どもたちの様々な気付きに耳を傾け、共感し受け止めていくことは、子どもの自己肯定感を育んでいくことにもつながります。私たち大人は先回りしたくなる気持ちをぐっと抑えて、子どもの気付きや意欲の芽を大切にしていきたいで
すね。
 気温の変動が大きい時期ですので、子どもたちの生活環境を丁寧にみながら健康管理を心がけましょう。

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